『 コンピューターが機動できない』
各種ウイルス、ハードウェア損傷などによりNTLDR Missing、Hdd Fail、Disk Boot Failなどのメッセージが出力され機動できない、または、ウィンドウズロゴまでは見えるがウィンドウズにアクセスが出来なくなり、機動できない場合です。
1.ハードウェア損傷原因
(1)ハードディスク故障
-ハードディスク故障診断
データが突然消えてしまった、データにアクセス出来ない、パソコンが起動しない、ハードディスクが認識しないなどのトラブルが発生した時、最初のチェックポイントです。大切なデータ復元するためには障害内容を正確に把握し慎重な対応が必要です。
※注意事項
正常ではない状態で電源のオン/オフ、再起動の繰り返しは障害内容によっては2次障害を生じさせることがありますので、安全な方法で電源はオフにしてください。
パワーサプライ(Power Supply)を確認
ハードディスクに接続された電源コネクター(connector)の真ん中2つの ピンは Groundで、両方端二つのピンは + 5V DC + 12V DCです。 Power lineの線の中で黒色線が Ground、赤色線が +5V、黄色い線が +12V です。
電源供給はSpindle Motorが回転するかしないかによって分かります。回転すれば電源供給ノは問題がないのです。
ケーブルが正しく接続されているかを確認
正しいやり方で接続しなおします。
Disk Select Jumperが正しく設置されているかを確認
ドライブの使用目的によって設定方法が違います。ドライブ間互換性も考慮しなければなりません。
HDD Auto Detection機能がない場合、セットアップが正しいかを確認
Auto Detection 機能がある場合電源が入った後、Auto Detect 機能でハードディスクの認識可否を確認します。
Auto Detectの異常がない場合、ハードディスクの初期化を異常なしで終わらせたことでHardwareに異常はないと判断できます。
ハードディスクが認識できない場合( Auto Detectができない場合)は下記の 5番以下の点検を行います。認識できた場合は、それぞれの方法で Partition、Format、Surface Analysis、NDD を点検し、ハードディスク状態をチェックします。
スピンドルモーターが正常に回転するかを確認
Spindle Motorの回転は、電源を入れた後DriveのTop Cover面を手で触ってみたり、音を聞いて見たりすれば回転震動と音を感知することができます。
Spindle Motorが回転しない、回転を始めたが正常速度に逹することができない、速度がup downを繰り返すのであれば問題があります。
スピンドルモーターが回転しない時は電源供給が出来ない、Board(PCB) 不良、スピンドルモーター自体の不良、Stiction(ヘッドとディスクがお互いにくっ付いている現象) などの場合です。また、電源を入れた時にスピンドルモーターが回転を始めながら金属が引っ掻かれる音がすれば、ディスク面が傷付けられていたり、ヘッドスライダー(Head Slider)が折れている可能性があります。
Spindle Motorは正常に回っているが、ものを叩く音がする、回転と停止を繰り返すときSpindle機能はほとんど異常がない状態です。
ディスクに記録された必要な情報を読み取りできなくて、繰り返しその情報を読み取りするためにリトライ(Retry)する過程で生ずる現象で、よく'Not Ready' と言います。
ハードディスクが初期化過程を正常に行うかどうかを確認
Spindle Speedが本軌道に逹すれば(古い Driveは 6-15秒、最近のdriveは 2-6秒程度必要となります。) Diskの内側(Landing zone)から外側(DATA zone)に動いて、いくつかの地点を移動し初期化をします。
初期化まで正常に作動すれば PCBと Systemとの communicationそして、不良セクタ(Bad Sector)を除いては、ほとんど故障はありません。
HDD点検用ソフトウエア利用し、Read/Write機能及び表面状態を点検
ハードディスク点検用ソフトウエアがない場合はパーティションとフォーマットなどでディスクの表面状態を点検します。
* Partition => Fdisk.exe
* Format => Format c:/s/v
* ScanDisk , NDD など
不用ハードディスクの値段はその状態によります。
(2) BIOS設定ミス
Basic Input/Output System(ベーシック インプット/アウトプット システム、略称 BIOS - バイオス )はファームウェアの一つで、パソコンに搭載されたプログラムのうち、ハードウェアとの最も低レベルの入出力を行うためのプログラムである。パソコンの電源を投入した直後に実行される。
BIOSはパソコンの起動の根幹であるため、内容が破壊されるとそのコンピュータ自身では再セットアップすら出来なくなる。
復旧する方法はBIOS ROMの交換、または専門の業者などで「ROM焼き」と呼ばれる復旧作業をしてもらうのいずれかである。BIOS ROMがパソコンに差し込まれているタイプのマザーボードでは自身で同一のマザーボードを用意し、起動後に問題のある
BIOS ROMに差し替え再書き込みをするという荒業も可能性はあるが、起動中のパソコンのBIOS ROMを抜く事は大変危険である為推奨されない。また、2000年以降に出回っているコンピュータ(マザーボード)によっては、ROMを2つないし4つ持っているものもあり、別バージョンへの切り替えができるようになっているものもある。
(3)MBR損傷
OSがハードディスク内のどこに収められているのか、どのように起動するかなどの情報が記録されている。パソコンの起動時に最初に読み込まれるハードディスクの最初のセクタに記録されている。
パソコンを起動するとまずMBRが読み込まれ、「ブートローダ」と呼ばれるプログラムが動作する。ブートローダはパーティション(ハードディスク内の領域)の位置や大きさなどを記録したパーティションテーブルを読み込み、起動するパーティションの「ブートセクタ」と呼ばれる領域を読み込む。
ブートセクタに置かれたプログラムは、そのパーティションに置かれたOSを起動する。MBRは "パーティションセクター" または "マスターパーティションテーブル"とも呼ばれる。
その理由はHDDがフォーマットされる時分けられる各パーティションの位置に関する情報を持っているからである。
MBRの情報が破壊されてしまうと、パソコンは起動不能となってしまう。
(4) PBS(パーティションブートセクター) 損傷
HDDのパーティションが突然認識されなくなりました
1ドライブを2パーティションに分割して使用していたのですが、一方のパーティションのみ認識されなくなりました。
認識されていた時に、データのコピーを行いましたが、「ディスクの容量が不足しています」とエラーがされたため、
コピーをキャンセルしました。ウィンドウズのシャットダウンをして電源を切った後、次に電源を入れたときには、
そのパーティションのドライブ名が認識されていませんでした。
Win-XPコントロールパネルの「ディスクの管理」から見ると「未使用」となっていたため、
パーティションの使用は可能でしたのですが、「フォーマットされていません。フォーマットしますか」とメッセージが出ます。
もちろんフォーマットはしていませんが、データ復元は可能ですか。費用はどのくらいでしょうか。
全ディスク容量は約25GBで、該当パーティションは約11GBのデータ専用で使用していました。
残りのパーティションはWin2Kのシステムが入っていますが、こちらは問題ありません。
(5) ハードディスク不良セクター
-不良セクター(Bad Sector)とは
ディスクでデータの読み書きが出来なくなる領域のことを不良セクターといいます。このような不良セクターは製造過程でできたりしますが、パソコンの使用の中に発生する場合も多くあります。不良セクターは物理的なものと論理的なもの二つの種類があります。
物理的な不良セクターは、実際にハードディスク楓ハが損傷されデータの読み書きができなくなる場合です。ソフトウェア的不良セクターは、OSやャtトウェアの必要に応じて、データを記録することができないようにあらかじめ不良セクターで侮ヲさせるものです。ソフトウェア不良セクターはローフォーマットをすれば消えます。しかし、物理的な不良セクターはローフォーマットをしても消えません。メディアの磁気性質が弱くなったり、衝撃などの原因で読み込みができない部分が不良セクターになります。不良セクターが発生した部分はデータを読み込むことができなくなり、データにアクセスしてもデータの内容を認識することが出来なくなります。MBR、Bootなどの領域に不良セクターが生じればハードディスクを認識することができなくなります。
-解決方法
●不良セクターが発生した場合、そのままドライブの使用を続けますと、不良セクターは増えていきますので、使用を控えて下さい。
ハードディスクに損傷を与えるようになりデータ復元が不可能になることもあります。
●不良セクターのない部分を正常なハードディスクにデータをバックアップを行います。そのあと、復旧作業を行います。
●不良セクターがあるHDDの修復には作業が難しく、また、誤った作業方法はデータ復元を不可狽ノさせることもあります。
●不良セクターの場合、データ復元率は不良セクターがどのくらいあるのかによります。
●平均的なデータ修復率は 60~90%です。
(6)ウイルスによる起動ファイル損傷
ウイルスと悪性コードによりシステム、ファイルシステムが損傷されパーティションやファイルが消える、またはファイル名が特殊文字等で文字化けされることがあります。
また、起動時にディスクの情報を修正するスキャンディスクが自動的に実行されることがありますので注意しなければなりません。
Data破損が心配される場合には、すべての作業を中止しData Recovery専門家にご相談下さい。
次はファイルシステムに損傷を与えるウイルスの例です。
①ブートウイルス (Boot virus)
コンピュータが起動すればハードディスクの一番最初の部分であるブートセクターに位置するプログラムが最も早く実行されますが、ここに位置するコンピュータウイルスをBootウイルスと言います。
代表的にはBrain Virusと、Monkey Virus及び感染頻度が高いAnti-CMOSなどがあります。
Bootウイルスに感染されれば他の部分には影響がなく、Boot recorderという部分だけが損傷されるようになります。
Boot内にいるドライブの情報、ボリューム名、FATのサイズ、Sectorのサイズなどがすべて変わってしまい正常なドライブとして認識されません。
あるいはBootの情報を完全に消してしまうウイルスもあります。
この場合、他の作業を行っていなければ90%以上復旧が可能です。市販のプログラムでも復旧が可能な場合もありますが、情報が変形され正常に認識ができない時は復旧が出来ないこともあります。
②ファイルウィルス(File virus)
ファイルウイルスとは実行可能なプログラムに感染するウイルスです。
感染される対象は拡張子がCOM、EXEである実行ファイルが大部分で、国内で発見されたウイルスの80%程度がファイルウイルスに属するほどファイルウイルスは最も一般的なウイルスの一つであります。
国内では Jerusalem Virusと Sunday Virusを 始め、1997年と1998年多くの被害を出したScorpion Virus、Crow Virus、FCL Virusなどがありアジア地域に多くの被害を与えたWin95/CIHもこれに含まれます。
EXE、COMファイル自体が実行されない場合は再度プログラムを設置すればドライブを使えるようになります。
しかし、Win95/CIHの場合は実行されながら多くのSector部分を正常でないDataに変形させドライブをほとんど使えない状態にしてしまいます。
Win95/CIH以外のウイルスはプログラムを再度設置して治ります。
Win95/CIHの修復率はFAT16システムを使用している場合60%程度であり、FAT32システムを使用している場合は90%程度の修復率であります。
③ブート/ファイルウイルス(Multipartite virus)
ブート/ファイルウイルスはブートセクタとファイルに感染されるウイルスで、感染されればファイルの大きさが変更されたり、メモリの大きさをがとても小さく変更されプログラムを実行出来なくします。
One_Half Virusは 暗号になっていてこの暗号を解除しないままウイルススキャンをする場合Dataが損傷されます。
その他Kaczor.444、Ebola、 One_half等のウイルスがあり、市販のワクチンプログラムで治療が可能です。
④マクロ ウイルス (Macro virus)
新しいファイルウイルスの一種で、感染対象が実行ファイルでなくマイクロソフト社のエクセルとワードプログラムで使用する文書ファイルであります。
また、応用プログラムで使用するMacro使用を通し感染される形態で、Macroを使用する文書を読み書きする際に感染されるというのが、これまでのウイルスとは違う点であります。
Macroウイルスは エクセルとワード、パワーポイントのファイルを感染させます。
種類によってシステムファイルとファイル自体を
損傷させることもあります。また、ファイル共有させるウイルスもあります。
XM/Laroux、W97M/Melissa、M、 W97M/Class、B Virusなどあります。ワクチンプログラムで治療が可能です。
平均復旧率
ソフトウェア的な障害の場合 : 90%
ハードウェア的な障害の場合 : 80%
復旧方法 ハードディスクを取り出し、バックアップが可狽ネ状態ならデータをバックアップしておいた方が安全です。
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